死ぬ時まて、ココロはひとりぽっちだったよ。
もう死んでしまったメンヘラアカウントのbio欄のことばである。アカウントはいまものこっている。
そっか。死ぬ時まで、ココロはひとりぽっちだったのか。そっか。
私はこの人と面識も全くなかったけど、割と有名で人気の方で、(有名で人気のメンヘラとは?) 死んでしまった時には界隈がどよめき、なんの関わりもなかった私のところまでたくさんのものが流れて来た。
なあ◯◯さん、あなたはどういう気持ちでしんだんだい。自殺をする時、ツイキャスでその模様を公開しながら、あなたは何を思っていたの。増える閲覧者は、必死に止めようとするフォロワーは、やっぱり、あなたの心には寄り添えなかったのかな。死ぬ時まで、ココロはひとりぽっちだったんだよね。
残念ながらこの方は既に故人であり、これを書いた本当の意図は分からないしもう知りようがないが、これからもこのbio欄を見るたびに、本名も顔も性格も知らないこの人を、強く強く強く、抱きしめたくなるんだろうな。
この言葉を見てると涙が出てきちゃうんだ。
心臓をきつくきつくだきしめてあげたくなるんだろうな。せめて物理的にでも。
私も、死ぬ時まて、ココロはひとりぽっちなのかな。