春に殴られる話

 

風が生あたたかくなるたびに嫌な気持ちになります。冬って厚着するじゃないですか。春になると分厚いアウターをぬいで外を歩くじゃないですか。苦手だなあ〜〜しかも春ってさぁいきなりあったかくなるでしょ?武装を突然剥ぎ取られた気持ちになるんだよな〜〜〜でも暑いの我慢して分厚いアウターやら分厚いタイツやら履いていたら若干目立つじゃないですか。しかも暑いし。花は咲いてるし。草は元気になってるし。晴れてるし。風は気持ち悪いくらい生あたたかいし。ほら、ウキウキするでしょ!生命力にあふれてるでしょ!暖かい風がきもちいいでしょ!って言われてる気がして腹立つんだよな。クソ陰キャ負け犬ひねくれ野郎の私は「別に!!!!!!!!」って啖呵切って春と喧嘩したくなるんですよね。はあ〜そんな私のパーソナルカラーは春です。どんな皮肉やねん

 

そんなことを言いつつ、「春」というのは案外嫌いではありません。突然訪れて「ほらほらどうや?楽しいやろ?な?」と話しかけてくるところは腹が立ちますけど、暖かい陽射しの中で歩くのはなかなか楽しいし、黄色い空気の中で咲いている花を見つけるのもなかなか一興ですしね、そういえばそうそう、桜も綺麗だったな。桜の樹の下には死体が埋まっているってよく言いますよね。血液を吸ってピンクになるなんて話、聞いたことありません?今日見た桜はめちゃくちゃ白くて、友達と「さくら白いね」「ピンクじゃないね」なんて話をしました。あの桜並木には一体の死体も埋まってないということでしょうね。良いことです!

 

さてそんな春ですが、もうすぐ大学が始まります。私は言わずもがなド陰キャのドぼっちです。ええ。ガチモンです。強くなりたいと思いました。単位がほしい!卒業したい!!(5000兆円欲しいのフォントを想像してください)

 

学校で上手くいった試しがないんですよね。だから春が来る度に「また上手くいかないんだろうな〜やだなあ」と思っていました。それは今も同じ。今もまったく同じことをおもっています。小学校に入学してから13年間、飽きることなく「学生」を続けているわけですけど、毎年同じことを思うし毎年うまくいきません。イェーーーイ!

 

電車を降りて生ぬるい風浴びながら大学まで歩いて1人でガイダンス受けて、ない頭しぼって履修登録するんだろうなあ クソだなあ 履修登録ってめちゃくちゃむずくないですか?クソだなあ

 

せめて美しく生きたいと思います。

 

美しい人が一人でいたらそれは孤高ですけど、私のような底辺ブスが一人でいたらそれは「ぼっち」になるんですよね。なんでですかね。こういうところで顔面格差激しいですよね。望んだ孤独ではないし、世の美人のように一匹狼と呼ばれるような気高さもないけれど、一人だから何も出来ない人にはなりたくないなと思います。理由を孤独にしたらおしまいな気がします。まああと一年生き延びて大学を辞めないように頑張ります。

 

東京に住んで1年が経ちました。春は大事な人達に出会えた季節です。去年から。二丁目を覗いたあの日から。だから、好きになる日もそう遠くなさそうです。それでは又ね