推し被りの話

 

みなさん、推し被りは得意ですか?

 

私はじつは得意ではないです!

 

嘘!なかったです!!!過去形!

 

ずっとジャニーズを同担拒否で推していたので、それの名残かもしれません。

ジャニヲタの頃は同担拒否してもなんの罪悪感も生きづらさもなかったんですよね

私がバチクソの同担拒否をキメこんでいても聡くん(その時の推しです)は私のことなんて知らないわけで、だからこそある意味自由でした。うーんなんていうのか、大規模な接触なしのアイドルを推してた過去がないと、わからないかもしれないけど、、、、中指立ててプリクラ撮って落書きタイムに丸っこい字で同担死ねって書いても正直罪の意識ってほとんどなくて(笑)、渋谷の真ん中で同担しねーーっ!て叫んだとしても害悪はステータスだからなんとも思わなかったし、ピンクのフィルターをかけたキラキラ写真の中に同担がうつりこんで舌打ちしてもそれが普通だったし、私たちの界隈では。何千何万といる同担だって規模が大きすぎてたいてい目すら会わないし、無謀にコイツら全員に勝ってやりたいという野望を抱いたって、叶いもしないし敵いもしないけど、完全に無理だという諦めもどこにもなかったんです。まあ無理なんですよ、そんな何万何千いる推し被りに勝つのって。私、全ステとかする財力もなかったし、グッズも人並みで、認知もなくて、良い席を買うこともなかったから、どちらかと言えば負け犬の方だったと思います。でもそれを確かめる方法ってどこにもないじゃないですか。ジャニヲタって、現場で友達を作るなんてこともないから、友達作り用のアカウントを作るんです。そこでタグをつけたツイートでRTとかいいねしてくれた人の中から「お迎え」って言ってフォローしに行って、友情関係が始まるんです。誰をお迎えするかは自分で選べるから、Twitterのプロフを見て推し被りを選別できるんです。つまり推し被りと繋がることがないんですよ、望まなければ。

 

でもしらとりさんは違う。聡くんのときは本人になんてほとんど会えないから、シブツタのパネルに寄り添ったりハート作ったりして概念に触れていたけど、しらとりさんの場合は生身の人間が私の相手をしてくれるわけです。ライブに行けば当たり前ですけど推し被りがいて、知らない推し被りが隣にいるなんてザラで、Twitterも現場にいる人に声をかけられてどんどん繋がらざるを得なくなるから、気づけばタイムラインは推し被りだらけ。

 

しかもね、オタクが良い人ばかりなの。それがほんっとーーーにめちゃくちゃに辛くなってしまって、私の何も無いところだとか、こじらせているところだとか、そういうのが全部気になってしまって、勝ち負けなんてないのに常に負けててぶちのめされてる気分になってしまって、もう嫉妬の嵐でした、死ぬのではないかと思うくらい。情念深くてすみません。

 

でも推し被り本当に、、、、めっちゃ、、、、めっちゃいいよ推し被りって、、、、ほんとに

ランチェキ引いたとき ○○見て見て!出た!ってかわいい推しメン見せてくれたり、近くに推し被りがいて一緒にコールできた時はコールが強くなった気がして嬉しいし、いろんなものを共有して、その中には推しが同じじゃないと共有できないものもあって、そういうのってほんとはめっちゃ尊いものだって、最近本当にわかってきた。

 

なんか私は、アイドルがファンと1対1の関係を築くということに慣れてなくて、アイドルとファンの関係はそれひとつきりだから、その中でレスもらったり良い言葉もらったりしてる人が強い、って勘違いしてた。いや、それはそうなのかもしれないけど、勘違いではないけど、でもそれが一番大切なことではないんだよ!って気づいた、気がするいやまだ嫉妬するし弱いオタクだし病むけど、、、、それと自分とタイプの違うオタクというか、私に引き出せないしらとりさんの顔を引き出せるオタクにすっっごい弱くて、私はなんてダメなんだ、、、、どうしてこの子にはこの顔で私にはこの顔なんだ、、、、なぜなんだ?わたしのこときらいだから?とかめっちゃ考えてたの!アホ!そりゃ1対1なんだから違うに決まってるし、私にしかみせないいっしゅんだってきっとあるのにね!

 

ライブ中もしらとりさんを見ていたら好きだ!と思うと同時に「好きだからこそこの人の良いオタクになりたい」とぼんやり思うようになって、でも私は良いオタクではないから、なんだかもうライブを見るのも辛くなってしまった。見たら考えてしまうので。それに周りのオタク、特に推し被りがものすごく良いオタク(実際そうなんだけどね)に見えて、こんなにひどいオタク私くらいなんじゃないかと思ってめっちゃ辛かった。です。実は眉村さんのチケット、直前まで譲ってしまおうか悩んだくらいでした。(これは眉村さんとのVSのあとに書いたやつに加筆しています)

 

ライブ前なぜか推し被りとプリ撮ってクレープ食べて、え〜この子ほんといい子だな〜仲良くなれて良かったあはあその子みたいなオタクになりたい、、、、とシクシクしたりしてそれを慰めてもらってたら譲るの忘れてたし財布歌舞伎町でなくして歌舞伎町はやばいだろ戻ってこないんじゃね!?と思って見に行ったらのこっててハピになった。(アスペ) 財布一緒に取りに来てくれるオタクは優しすぎる。歌舞伎町も日本だったよーーー!どこまで行っても新宿は日本のドセン!好きオタクと歩き回ったらライブ見れるんじゃね?という精神になって結局ロフトに行きました。

 

ライブは見たけど、楽しかったし良いセトリだったけど、やっぱり考えてしまいました。もったいねーなおまえ〜〜〜〜〜〜〜〜、、、、、、、

 

まあ仕方ないよ 後悔嫌いだから断ち切るの秒 メンヘラだけど後悔って嫌い 過ぎたこと言われたくない

 

しらとりさんが「○○!」って言ってすぐに私を見て私の手を取ったとき、この人の中で私はちゃんとこの人推し、私のことを推してる私推しの○○!ってことが確立されてるんだな〜と思ったらすごくね?ってなって、顔を見たら え?だいすきだ としか思えなくなった

 

きょう(加筆しているので7/26)「え、しらとりさん、だいすき、、、、」と言ったら栓がボーン!ってシャンパンみたいに飛んでって壊れたラジオみたいに「しらとりさんだいすき!!!!!!だいすきだいすきだいすきだいすき!!!!!!かわいい!!!!!!今日も本当にかわいい!かわいいかわいいかわいい!!!!!!だいすき!!!!!!だいすき!!!!!!」ってデカい声でまくしたてて言ったらぺいちゃんが「ヤバい、○○ほんとはくのこと好きすぎ、ヤバ」って爆笑しててギャルじゃん、、、、ってなって、ミキちゃんはビクッてした後に半笑いでめっちゃまじまじと私を見てきてドン引きしてて、きまるさんは○○ちゃあ〜んって笑ってたけど、3人はみんな私がこういうことすると呆れたように笑ったり引いたりする(それがまたかわいくてうれしいんだけどさ、)けど、しらとりさんはなんかもう当たり前みたいに子供みたいな顔で私の言葉にうんうんうんうんってキラキラ頷いてくれて、私の真似してめっちゃ嬉しそうに「わたしも!!!!!!わたしもわたしもわたしも!だいすき!!!!!!○○がだいすきだいすきだいすき!!!!!!だいすき!!!!!!」って言ってくるから、あ、なにこれ、めっちゃ、白鳥白鳥、わたしの、推しメン、って、感じ、、、、と思った。推しメンって感じ、なんか私のことわかってる感じ、、、、いいね、、、、嬉しいな。シャンパンって表現我ながらいいね。マジで栓が抜けたらわたしはマシンガンのように好き好き言いまくって終わる。でも私の言葉にはシャンパンみたいに高級さとかないからさながらメントスコーラかもしれない 髪もYouTuber見たいって言われるし(なんの話?)

 

「メイク本当に上手だね」って言われて、う、う、う、ウワアーーーーー!ってなっちゃったよ!!!!!!!!!!!!

だって散々ブスっていじめられてきたからさ、マシになるように何回も何回も何回も練習して、1年前の写真とかすらクソ芋だし、みんなみたいにこの色かわいー♡とかこのメイクかわいー♡とかじゃなくて、どうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもブスをマシにしたくて似合う色だとか似合う化粧っつーかコンプがマシになる化粧を頭にしいてから考えてるわけでさ、何十通りも化粧してその代償でめっちゃ似合わない化粧で過ごす死にたい一日もあってさ、そういうの全部報われたよねマジで

 

また救われた、と思った。

 

しらとりさんは忘れてるかもしれないけど、1年前のアイソでしらとりさんが「わたしはあなたを様々な呪縛から解き放ちたいと思っている」って真顔でめっちゃ真剣に言ってきたことがあって、これ一語一句違わず言ってきたんだよ、覚えてるもん衝撃すぎて ヤバくない?(いい意味で) わたしも思わずそのとき「、、、、はい?」とか言っちゃったんだけど、しらとりさんは上手く言えない〜、ちゃんといいたいのに あなたにちゃんと ちゃんと って言ってすっごい眉を下げてて、わかめさんに剥がされても、だから、わたしは、あなたを、あなたを、なんて言えばいいの、伝えたいのに、待って、待って、って言ってくるから、「わかったもう1回来るから!」って言ってループした。ループしたあと、○○!って言ったあとしらとりさんは深呼吸して、「あなたは今まで私以外の他のアイドルのこと、同担拒否とか、いろんな形で、推してきて、、応援してきたと、思う、けど!」って言って、「私が、私が!あなたのことを救いたいと思ったの」って言って握ってた私の手をぐっと力を込めて握り返してきて、あまりに真剣に話すからチェキ撮る時間なくなって謎のポーズでパッパッて撮った、んだった。

 

あなたが救ってくれるのかあ、って思うと同時に、最後のアイドルになる気、結構満々じゃないの?あなた ええ〜 と思ってなんかめっちゃ嬉しかったのを覚えていて、というのもわたしはここに通い始めた頃アイドルジプシーになっていて、アイドルがいなくなるのがこわくて、色んなところをボンボン渡り歩いて首突っ込んでたんです。それをしらとりさんは知ってて、ある日、通いはじめて1ヶ月くらいのとき、私がリプとかではなく普通に「アイドルジプシー卒業!」みたいな事をTwitterに書いたんですよ。言わずもがな、ここに骨を埋めたいと思ったからなんですけど、それを見たらしく、次の日の特典会で「、、、、アイドルジプシー、やめちゃうの?」ってちょっと不安げに聞いてきて、「うん」って言ったら、「そうなの?」ってまた聞いてきて、「うん、アイドルもうここだけにするつもり」って言ったら、目をまん丸にして、そのあと「、、、、うん!!!!」って笑ったんだった。

私の夢は中学生の時ジャニヲタになったときからずっと「アイドルに救われたい」だったんですけど、そのアイドルっていうのは割と概念で、誰、とかはあまりなかったんです。アイドルという存在に救われたかったんだけど、今そこに当てはまるのは白鳥白鳥さんになってしまいました。わはは、嬉

 

「私が あなたのそういうところ 全部 変えたいと思ったの 今までの人たちとは違う形で わたしが」

「ええ、、、、」

「これが、言いたかった!伝わった?」

「つたわった たぶん」

 

 

しらとりさんが同担拒否を私にやめさせようとしたことはじつは何回かあって、それとなくきっかけや話を持ち込んできては私は嫌な気持ちというか、同担なんて得意になれるわけないのになって0.02ミリくらい冷めた気持ちになってたんだけど、今ならわかる。 

 

いや推し被り、うん、推し被り、、、

最高だ、、、、

 

最近なんか本当に推し被りが大丈夫になってきたというか、1年と少し現場に通ってようやくいろんなものが見えてきて、しらとりさんがアヒルの子を本当に愛していることとか、にちょが差別をする気なんてもとからさらさらないこととか、推し被りと見るライブが楽しいこととか、大きくなるという夢を叶えるためにファンとしてできることはなくてもしてはいけないことがあることとか。そしてしらとりさんはアヒルの子に誇りを持っていることとか、だからそんな自慢の子たちと私が仲良くなったら最高じゃん!って思ってた、んだと思う

 

しらとりさんに みにくいアヒルの子たち〜って言われた時にみんなで はーーーい!ってトテテテしらとりさんのところに走ってく感じが、めっちゃいい 伝わる?

 

あと、Twitterとかで好きなところ話してるのもかわいいエピ共有するのも楽しいし、会って永遠に喋ってるのも楽しいし、なんか、同じ人推してるってだけで戦友というか悪友というかさ、なんかあるよね それが最近めっちゃ心地よくて、なんかすごいたのしいの たのしいんだよう

 

 

しらとりさんは有言実行の人で、友達とか見た目とかピンクとか髪とか服とか全部本当に救ってくれた。推し被りの話しもホントになっちゃったなあすげー

 

いつも特典会だいすきしか言ってないし内容もライブの感想もろくに言えないから、え?これ私なにしてんの?ってなるんだけど、まあ好きって何回伝えても足りないし、好き好き言ってるだけのオタクは何も生まない代わりに悪くはない、、、、と思う、、、、から、、、、そういうことにする、、、、ウザいというのはあるかもしれないけど、、、、(反省)

 

多分嫉妬癖はまだ当分なおらないとおもうけど、絶対病むよ!予告しとくわ!絶対病むしミュートとかするよ!でも推し被り死ねなんてもう思えないよ。わたしは確実に変わりました

何となく思い出したまとまらない話でした!おわり