おやすみ、私のグリーン

 

緑(みどり、綠)は、寒色の一つ。植物の葉のような色で、黄色と青緑の中間色。光の三原色の一つは緑である

 

※休養している松島聡くんの話です

 

 

 

ペンライトをつける。赤、オレンジ、紫、青、

 

カチリ、と音がして緑色が灯る。

 

「すごい、一面みどりだぁ」

SexyZone、はじめての静岡公演。エコパがみどり色に染まった。静岡出身の聡くんにとっては、凱旋公演。嬉しそうに目を細めた彼を覚えている。

 

松島聡くんは甘くまろやかで軽いようで芯があって歌う時に震える聡くんの周りの空気があるじゃないですかそれを一気にまどろませて操っているかのような素晴らしい歌声をしていて、

 

そうくん、わたしさ、いまゲイアイドルの白鳥白鳥さんって人、推してるんだ。あのね、それまで私にとってアイドルっていうのは救ってくれるものだけどそれ以上に支えたいもので、なんていうのか、、、ばぶみというか、「あ〜聡くんかわいい!私が支える!私が幸せにする!だいすき!」って言う気持ちが強かったんだけど、しらとりさんは私を抱きしめながら「頑張ったね」とか「ちゃんと来れたね」とか、「えらいねえ」とか、「今日とくにすごくかわいい!」とか言ってくれちゃう人で、アイドルに支えられてる!救われてる!って感じがすごく強い、もちろんわたしも支えたいのだけど、「だいすき!わたし、あなたのこと守るからね」という気持ちにしらとりさんが「知ってるよ、私もあなたを守るよ」と応えてくれているように感じる時がたまにあって、グゥ〜ってなったりする。うん。今そんな人推してる。

 

 

 

聡くんわたしはね

あなたに出会ってアイドルオタクになって

その縁でいろんなものに数え切れないくらい出会って、たまに別れて、すっごく、人生が楽しくなったの。

 

あなたにお礼がいいたいの。

 

人生を変えた人は誰ですか、と聞かれたら、迷わずあなたと答えると思う。すべてのはじまりだから。

 

私と聡くんの間には何があっただろう。何もなかったと言えばそこまでになる。彼は私の名前も知らなかった、私というファンがいることすら知らなかった。アイドルに名前を呼ばれるいまが信じられないくらいだ。

 

「きみを絶対、幸せにするからね」

横浜アリーナでペンライトを振る1万人、全員を、まとめないで、1人ずつ、見てくれたところかなあ。振りが一人だけ大きく元気で笑っちゃうくらいキレがよかったところかな。かわいいのにときどきニヒルにニヤリと笑うところがかっこよかった。死ぬほど努力してバク転できるようになったとこかな。君がターンをするたびに、ビジューの付いたショートジャケットがはためいてきらきらした。否定されても諦めない姿勢を尊敬した。ハイタッチした手が熱かった。楽しそうにリズムを取るときに飛び散る汗は美しいとしか言いようがなかった。天然に見えて、優しく見えて、ほかのひとをちゃんと立てながら、虎視眈々と主役の座を狙っていこと。自分のパートじゃなくても小さく口ずさむ姿とか。指先までびしっと芯の通ってるところ。暗闇の中でも光る大きな目。ジャニーズの1グループにいながら、そうくんのなかにちゃんと悔しいという感情があるところ、好きだった。好きだ。

 

そうくん、私、私ね、あなたがいてくれてよかった。わたしね、こんなに思い出があるよ。あなたに逢いたくて人生で初めて行ったコンサート、初めて買ったペンライト、灯した色は緑。

 

なかったことになんてならないよ。私の中で生き続ける、緑色の小さな宝石へ。いつか目が覚めたら、絶対にステージで再会しようね。やっぱり会いたいです。君のことが好きだから

 

ステージの上で光を浴びてるあなたに会うこと、勝手に、諦めなくてもいいですか?