オタクは本当にかわいそうなのか〜逆にしあわせになれたJKのはなし〜

どうも。はじめまして。ブログはじめました。


アイドルが好きである。とあるジャニーズの。


いつからか、リア恋と言われる状況になってしまった。でもこれはあくまで「アイドルへのリア恋」的なもので、本当のリアルの恋とは少し違うような気はするけど。


はじめてハイタッチした日。自分の名前ではじめてイベントを当てた日。ファンミを当てたあの日。あの日のために新しいトップスを買った。新しいリップも買った。ひとりで静岡まで行って、まわりの子たちが友だちとふたりできゃあきゃあ言ってるのを横目にひとりで心臓が死ぬほどばくばくして、イベント自体案外いい席でわりと近くに来てくれて、目が合った気がしてちょっとだけそれだけでもう泣いて、そのあとのハイタッチで、剥がされながらなんとか目を見て、「ほんとに、ほんとにだいすき、」と言って、彼が真剣な顔で「俺も、だいすきだよ」って言ってくれたあの日、だいすきって、あの日彼は何人に同じこと言って、あたしを含めた何人に同じことを言われたんだろう。呆然と会場を出て、手を見て、彼に触った、何かを言われた、あたしのための言葉だったことがただただ嬉しくて、お母さんに泣きながら電話して、よかったねぇ早く帰っておいでと言われて、また泣きながら、さっきまであたしと同じ状況で、余韻に浸ってきゃあきゃあ友だちと赤くなっている子たちが詰め込まれた電車に乗って、ふらふらと田舎に帰った。


夢中になれることはなかった。正直自他共に認めるメンヘラだった。無気力に死にたいなと思っていた。なんだか人生がつらかった。気力もないし人と話すのも苦手だから電話も苦手、出かけもしなかったし、見た目にも興味はなくて服も適当。ひとりで電車に乗れなかった。


コンサートに行けることになった時泣いた。CDを買うためにドキドキしながらTSUTAYAに電話した。ファンミを当てて、ひとりで電車に乗った。片道3時間、乗り換えもした。メイクを覚えた。服を調べ始めたら思いのほか楽しくて、買い物も楽しくなった。おしゃれだねと言われるようになった。


あ、生きてる、と思った。彼ともう一度会うまで死ぬものか、と思いながら生きている。馬鹿な生き方、くだらない、気持ち悪いと思う人もきっといると思うけど、わたしはいま人生がいちばんたのしい。


アイドルを追いかけるのなんてくだらないと散々言われた。オタ卒手伝うと言われた。わたしのことを考えてだと思うし、ありがたいのかもしれないけれど。アイドルで生きてる人間って、いるんですよ。


あーしあわせ。あ、アルバム予約しなきゃ。