ここが私の生きる場所、これからもどうぞよろしくね

 

今朝は新宿2丁目で朝からフリーライブだった。用事があって、ライブを見て、三曲めで荷物を掴んでアイソトープラウンジの中扉から飛び出し、いってらっしゃいを浴びながらうなずく暇もなく駆け出した。冷たい新宿の空気が良い感じだった。

 

その足で走って新宿駅から鈍行で静岡に帰り、用事の内容である精神科に行くと、診断書が用意されていた。精神科に通い始めて3年め?4年め?でようやく病名がついた。この封をされた大きな封筒に、私の説明がきが入っているらしい。

 

私は人間だ。人間だから精神の病気になった。人間だから、嫉妬もする。周りにいる生物も人間だから、嫉妬をするし、好みがある。だからなかなかうまくいかない。私が好きな人が、私を好きだとは限らない。こういうことを考えるといつも行ったこともないカジノが頭に浮かぶ。つまり好きな人に好かれるか否かというのは博打なのだ。

 

誰にも必要とされてないのが悲しいんじゃなくて、必要とされたい人にされてないから虚しいんでしょ、って、こころがいってるよ〜 ほんとはわたしだってそんなの知ってるけど、もらえないからどうしようもないじゃん!

 

わたしみんなの予想通りいいねとか相当気にするし、ああこのここの人にいつもいいねしてるけどわたしにはないなーとかリプ来ないかなーとかみんなの予想通りかんがえてるよ!!!!!ツイッター向いてないねん!!!!

 

好かれたい人に好かれないっていうのは、悲しいね。たまに虚しいね。仕方がないことだけど、たまに嘆かずにはいられない。今日はそんな日だった。そんな日もあるよね。嫉妬に狂う日も、自分が悪いのかな?って考える日も、80年くらい生きるって考えたら(明日死ぬかもしれないけど)悪くないのかな。いや悪いけど、いや悪いけど、ここをなくしてしまうと人としてある意味終わりというか。自分の生きる場所を恨んでしまうときってどうしてもあるから。

 

でもね、ここが私の生きる場所だ。周りを認めるしかない。この環境が私の居場所だ。好かれる人には好かれるし、どれだけ焦がれても好かれない人には好かれない。そんなもんだ。

 

私は天才なのでアイスを食べて機嫌をとる。ここが私の生きる場所、これからもどうぞよろしくね💗

 

好きでいてくれる人、ありがとう。共存してくれる人もありがとう。拒絶してくれる人も、傷つける可能性を切ってくれてありがとう。今まで、一言でも交わしたことがある全ての人間との関係が確かにここにあって、人の想いが交差してこうなっている。そう思うと人生とかってめっちゃすごいなって思うし、今日もブログ読んでますって言っていただけて、感情を共有してくれる人がいるのは、知ってくれている人がいるのはありがたいなあと思った。

 

ブログの感想をいただけるのって実はすごくありがたくて、あ、感情を読んでくれたんだーーー!ってパッと明るい気持ちになるし、救われた気持ちになる。みんな送っていいか迷ったとか言ってくるけど、むしろほしい。私に向けられた感情は全部欲しい。なにせ本人なのでね。自分あての手紙って全部読みたいじゃないか、もしそれが負でも。だから迷ってたらくださいね。

 

生きるって息を吸って吐くだけじゃないし、人は一人では生きられないから、生きる場所を開拓してくしかないんだよ。あたしは絶対生き延びる。死にたくても悲しくても虚しくても、最後に笑えなくてもしぶとく生き残ってやる。

 

ここが私の生きる場所、これからもどうぞよろしくね

 

またのん🐷、

 

神崎ののはあまりにも完璧なアイドルだった。

 

歌はうまく、ダンスはキレ良く、志は高く、接触は心地よく、わたしの中で一番理想のアイドルに近かったといっても過言ではない。

 

だから、会いにいった。にちょがけ以外でこういうアイドルのワンマンにいったのは初めてだったし、心から会いたいと思って、毎回会いにいっていた。なんて、行けた数なんて少ないけど。

 

ののちゃーん、あ、〇〇!のやりとりがどんなに愛おしかったか。

 

 

 

 

「ののちゃーん」「待って、久しぶりじゃない?髪色変えた?」「うん」「超かわいいんだけど」「いやかわいいのはののちゃん」「いや○○だから 超かわいい」「ののちゃん会いたかったよ」「私もよ、全然久しぶりじゃん」「ね」「ありがとね来てくれて」「うん」「ののほんとにめっちゃ嬉しいんだけど 会いたかったもん 会いたいじゃんだって」「ののちゃ「お時間でーす」」「またな!またな、ぜったいまたな」「うん」「気をつけて帰ってね」「ん!」「ん!」

 

「ねえきみすっごいいいにおいするね」「ええ?」「めっちゃいい匂いする、最高」「嗅ぐのwww」「はじめましてなのに」「はじめまして」「はじめまして、いい匂いですね。誰のオタク?」「二丁魁の白鳥白鳥さん」「あー!」「あはは」「あそこもいいにおいするよね?オタクもいい匂いなの?スゥ、、、」「おっさんかよ」「ごめん初対面なのに」

 

ののちゃん」「んー?」「あのね、ワンマン行くよ」「えっ!?」「チケット買うの!このあとすぐ!」「嘘!?」「ほんと!」「○○!」「わあ!」きついハグ。「絶対に、絶対に後悔させない! 来るって決めてくれてありがとう 本当に、、、、のの、、、、、嬉しい 本当に嬉しい、、、、最高の七夕にするからね」「うん」「期待して。期待してて。絶対だから」「うん」「ああ~どうしよ!うれしい!やばい!」「またな 七夕会おうな」「うん!」

 

「白鳥さんに○○がチェキ撮りに来てくれた!っていったらさ、ああ、私の○○?って言われたんだけど!!!!!!ああはいはい私の○○ですか?みたいな!!!!!!なんなの!?!?」「あははははは」「ののびっくりしたんだけど!なにあの顔!白鳥さんの○○、のの のって書いたら怒られるかな!?嫉妬しちゃうかな!?あの人、、、、、、、、書いちゃお」「ののちゃんwwwwww」「だってもうのの の○○じゃん!!!ね!?」「ののちゃんのなの?」「うん、もうのの の!」「のの の!」「そうだよ!!!だから書くよ?のの のって!」

 

のの の ○○ ♡

 

「○○!!」「ののちゃん!」「○○!!」「ののちゃん!」「あっはははは、たのしいね」「笑っちゃうわ」「ののに会いにきたんだから〇〇のこと笑わせないとね」「親じゃん!」「そう」「そう、じゃないよ!」「あっはははは」

 

ののちゃん またのん おやすみ

 

死について

 

夢も希望もない。20を過ぎた。もう死にたい。そんな思いを抱きながら、しかしわたしは生き続けてきた。なぜだろう?

 

それは、人のために死にたくないからだ。死ぬときくらい自分のために死にたいのだ。なんで死ななきゃいけねえんだよ、テメェが死ねやと思っているからだ。たとえばわたしはななちゃんというゲス女にいじめられていたのだが、ななちゃんのために死ぬなんてそれこそ死んでもごめんだ。自死を遂げる人、自分のためならまだしも、他人のために死ぬ人って案外多くて、そういうのってやだなあと思う。わたしは少なくとも。

 

友達が死んで、半年経った。

 

彼女が好きだったカレー屋に行こうと思う。誰かついてくる人はLINEして、おいしいから。

 

半年経って、悲しさはすり減った。もう日常になってきた。虚しいものだ。人の死なんてこんなものか。それと同時に考えた。

 

 

生きている人にとって、死を感じるものはなんだろう?

 

故人が残した手紙?故人の植えた花の咲く季節の香りか?それとも故人の部屋のクローゼットの匂いか。はたまた、故人の眠る石の家か。線香の匂いか。故人のすきだったあのカレー屋か。それとも、それら全てか。

 

わたしの答えはSNSだ。更新が途絶えたSNSこそ死の宿る小さな馬車だ。そうだな、あなたは村人、ということにしよう。想像して。あなたは小さなプレイヤーになった。毎日あなたは薪を売りに街へ降りる、その途中でいつも小さな馬車に乗るその人に会う。何気なく会話する。それが常だ。なんとなく毎日会うもので、なんとなく心安らぐ時間だ。それがどうだろう、ある日馬車を見つけると、馬は愚か中には誰もいなかった。次の日も、その次の日も、馬車はあり続け、そこから顔を出すその人の顔さえ思い出せるのに、従者すらいなくなり、動くことはもうない。人が死んだ時になくなるものは、その人という存在だけでなく、その人と他の誰かと三人でいたときの空気感や、その人がいるTwitterのタイムラインの心地よさや、その人に話そうととっておいたとっておきの噂話や、次見かけたら声をかけようとした新しい髪色への褒め言葉や、そういった、その人の関連するもの全てを掻っ攫っていく。

 

悲しいことだね。でも、その人が死を救済だと思っているのなら、止める権利は誰にもない。だけどそれと同時に、止めなきゃという義務もないんだよ。死とは自分の責任なんだから、きみは肩の力を抜いていい。事故やら病気で死んでしまうのもきっと運命だし、自死してしまう人が死ぬか明らかな手綱も結局その人がもっているんだ。生きていたら何度でもやり直せるなんて、そんなことは言えない。青春は何度でもやり直せるなんて嘘で、それと同じだ。でも生きていたらチャンスがある か も し れ な い 。 それが全てだが、それが救いで、それは絶対だとおもう。

わたしは、死にたい人は死ねばいいと思う。でもそれに足掻くことこそ生きるということではないのかな。わたしはこのまま死ぬのはくやしい。だから死なない。君はすきにするといい。好きにしたから、君は死んでしまった。あの毒親の下で彼女は葬儀をちゃんとされたのか、それだけが心残りだ。彼女の親の変な新興宗教で成仏できるだろうか。

 

さて、ここまで読んでくれてありがとう。あなたにとって死とはなんですか?救済ですか。恐怖ですか。それとも、当たり前ですか。

 

よかったらこっそり教えてね。

無題(10/17 再喝)

 

これを読んでくださっているあなた

 

10/17のアイソトープラウンジのVIPルームで起こったことをあなたにお話してもいいでしょうか。このことを書くかどうか、死ぬほど迷ったのですが、一生元気が出ないので、書くしかないと思いました。これを書くことについて賛否両論あるとは思いますが、どうか否の気持ちを持たれた方はそれを私に伝えないでくださると嬉しいです。それに耐えるメンタルすら、今はもちあわせていないので。すみません

 

17、ライブの後、普通にチェキを撮りに行きました。来週来れるかわからなかったのと、メンタルがあまりよくなかったので、元気を出そうと思ってはく3で。

普通に顔を見合わせようとして動いたら、死ぬほどの距離を取られました。あの白鳥白鳥さんが二重アゴになるほど顔を引かれ、体を反らされ、あの人の肩に乗せた私の手はあまりの距離に真っ直ぐに思いっきり伸びました。端的に言うと、嫌がられました。ええ。推しメンに思いっきり嫌がられました。そのまま流れで撮られてしまい嫌がられているチェキが二枚出来ました。

その日私からしらとりさんをハグしたい!とずっと思っていて、しゃがんでもらってハグしたのですが。ハグの時も、さっとあいだに手を挟んできて、なんだか離れた不思議なチェキになりました。

よけられることはいままでもあったけれど、あまりにあからさまに嫌がるので、私も意味がわからず、混乱したまま「めっちゃ嫌がるじゃん、、、、」と言いました。だって嫌がられたので。

 

「だってあんまり顔を近づけると、メンドルみたいじゃない。いやなの。」

 

言われました。嫌そうな顔で。ぽかんとしてしまいました。唖然。呆気にとられる。そんな言葉がお似合いです。

 

「あなたのことは大好きだけど!メンドルは嫌なの!」

 

意味がわからなかったです。

ごめんだけど全く意味がわからなかったです。

それと同時に、とても悲しくもなりました。一年半、「アイドル」としてこの人を応援してきたのに、突然相手からメンドル扱いされるのが嫌だと言われたんですから。その日の他の人のチェキを見てしまいました。ハグを普通にしていました。顔は近く、かわいらしいチェキが出来上がっていました。私はこの人をメンドル扱いしたこともメンドルとして応援したこともメンドルとしてチェキを撮っていたという事実も全くないですが、それはつたわっていなかったみたいですね。

 

私にとって、それは本当に本当にショックなことで、立ち直れませんでした。Twitterの様子がいつもと違うので、心配してくれた方ありがとう、言えなかった人ごめんなさい。言うと泣くので言いたくなかったです。人前で泣けないと豪語していたわたしがファミレスでガチ泣きするくらいにショックなことだったから。いまさらながら、こういうことが、ありました。  

 

その日、ぺい推しのきれいなおねえさんと主現場トークしつつ、ショックすぎてファミレスで唖然としてしまい、呆然とした時間を共に過ごさせてしまいました(ごめん)

 

次の日、しくしくした気持ちでお誘いを受けていたので神激さんを見に行きました。お友達の推しであり1番気になっていた三笠エヴァさんに黄色を点した途端見えてるよとレスを貰ったり、ライブ中ステージから乗り出して顔を掴まれたり頭をぐしゃぐしゃにされたりしながら、神激さんの激昂を聴きながら、ポロポロ涙が出てきました。17から、涙腺がばかになりました、あ、るいせんあまねさんきれいだったな、、、、黄色を灯すイコールみかさちゃんのファンということなので、ファンとしてみかさちゃんに大事にされてる感じがして、嬉しかったし、現地ガイド(みかさちゃんのファンの方々のことです)は幸せだなあと思いました。みかさちゃん、かっこよかった。ライブも楽しかったです。チェキ券がついてきたので会いに行ったら、イケメンすぎて爆死してしまいました。

 

そのあと、おなかま(も何人かきてたので)にこの話をしているうちに、アイドルの悩みはアイドルに聞いてしまえ!と思いはじめ、みかさちゃんのチェキをループしました。これは、みかさちゃんは嘘をつけないとみかさ推しのおともだちのツイートとかで察していたからです。嘘のつけない同業者の言葉にすがりたかったからです。

 

みかさちゃんは真剣に相談に乗ってくれました。

「みかさちゃんは自分推してる人のこときらいになったことある?」

「うーん、、、、ないことは、ない。うん。あるね」

やっぱり正直!と思って笑ってしまいました。でもそれは特定の人のことで、「自分を真摯に単推しっていうか、いちばんとして推してくれてる人のこと自分は嫌いになったりしない」「アイドルってそうだと思う」と言ってくれて心が随分楽になりました。精一杯私を励ましてくれて、またいつでも相談していいと言ってくれて(優しいアイドルだなあ)、何よりもその人じゃないからわからないけど、と前置いて話してくれるところが、信じられました。

 

でも正直、私は未だに全然立ち直れてないです。ずっと悲しいです。毎日唖然としています。こんなことは初めてです。

 

 

おわり

「大好きな人」

 

白鳥白鳥さんという私の唯一無二の推しメン。

 

あなたに出会って私は何が変わりましたか。

 

ピアスはふたつ開きました、増やしたくてニードルをAmazonで買いました。届くのバチ遅くて腹が立ちました。実行するのは来月になりそうです。あ、しいたけ食べれるようになりました。オレンジピールも。黒髪ロングは金髪になりました。今日はピンク色の服を着て出かけました。

 

世界にあなたがいるようになりました。

 

世界のどこを見つめてもど真ん中にあなたがいて、おいしいもたのしいもだいすきもうれしいも通り魔のように掻っさらっていくあなた、蠢いて消えていく絶え間ない時間の中に、全部に、1コンマずつ、ちゃんとあなたがいること。ほんとうに愛おしいです。

 

あの日二丁目を覗いてから、1年と、半年?今ようやく仲良くなった人達は、口を揃えて「あの頃の○○はおどおどしてた」「すっごく不安そうで見てられなかった」って言うんですよ。黒髪ロングを重たく引きずっていた私は金髪になり、黒ばかりだった服はピンクや赤だらけになって、去年着ていた、なんとなくわる目立ちもせず好みからも外れていなかった大量のらTシャツに、ついに1度も袖を通さないものが出てきました。

 

わたしは、マニキュアを綺麗に塗り終わったあと思い浮かぶ顔がほんとうに好きな人だと思います。新しいワンピースをおろした時も同じかな。世界がなくなってもあなたが好きだし、綺麗にマニキュアを塗り終わったあと思い浮かぶ顔はあなたなんだろうなと思います。白いマニキュアを生誕のためだけに買いました。塗り重ねながらあなたのことを思いました。つやつやの指先を見ながら、白いあなたのことを考えました。そんな時間が幸せで苦しいこと、あなたは知っているかな?しってそう、でもその倍は苦しいからね、かくごしてね。

 

特典会で何も産めない。好きだよ、と言って終わりだけど、その後に笑うあなたの顔が好きだから。よく「○○さんは白鳥さんに好きって言われてるイメージ」だとか言われるけど、実際はもっぱら逆で、なんとか伝えてそれでいっぱいです。わたしはみなさんがおもってるより全く生産性のない人間で、チェキネタだとか、言いたいことだとか、1つもできないのが常です。それが嫌になる時もあるけど、まあそれが私かなあと思いつつ、アイドルへの尊敬だけは忘れずに。そんな日々です。  

 

大好きな人が今日も健やかで幸せでありますように!小籠包まだかな〜

金のエンゼルがひとはこめで出る人と永遠に出ない人、確率なんて関係ねえ

 

私は顔がブスです。

 

この事実を受け入れられないまま20年が経ちました。

 

化粧変だねと言われたり、服を笑われたり色々あって、それって私がこの顔じゃなくても言われるものなのかなあと思いながら生きてきました。答えはおそらくノーです。

 

ネットの海に流れてくる、自分をブスだと思ってる女の子の自撮りがみんな可愛い。本当のブスはここにしかいないのではないかと思って怖くなった。卑屈だとかかわいい待ちだとかそんなんじゃなくて、私の中では揺るぎのない事実がここにあって、

 

このこの目がいい。この子は口がいい。パーツの位置がいい。果てには指の先から足まで、この子はここがいいと言うところ、ぜったい見つけられるのに、1番見てるはずの自分にはひとつも見つけられない。

 

引いて引いて引いて引いて引いて引いて引いて引いて中のチョコなんてゴミ箱に捨てたって45リットルのゴミ袋がいっぱいになったって血眼になったって笑われたって欲しいものだった 

 

キレイな顔が。大きな目が。整ったパーツの位置が。人に可愛いとちやほやされる顔が。だれかにかわいいと思われる顔が。インスタグラムに乗せていい?と引っばりだこな眼差しや他撮りが。

 

 

今日化粧して鏡を見たら思ったよ。ああまた出なかった。金のエンゼル。毎日毎日、何回わからさせられるんだろうね

2019.10.05

 

ヘッドドレスから爪の先まで、ぜんぶ真っ白でした。私は真っ白って似合わない色だって分かっていて、プロ診断済なのに、そのワンピースは、わたしもね、我ながら似合ってると少し思ったの。みんなが褒めてくれて嬉しかった。

 

わたしは最前も2列目も取れない弱いオタクです。でもね、嘘じゃなくて、見れたらいいんだ。私はいつもそういう気持ちでチケットをとります。前で見たいよ!そりゃ!でも綺麗事じゃなく、そう思うから。いや前で見たいけどね!

 

ライブはきっと色んな人がもっといいのを書くからそれを見てください。わたしはライブとかナマモノすぎて残せません。

 

 

 

特典会で、わたしにはどうしても言いたいことが一つだけあった。ライブ中、見ていてすごく思ったこと。

 

特典会、みんなの中に入る。

「○○!おいでっ」いつもみたいにしらとりさんが私の手をとる。

 

チェキがたとえ全て同じになったとしても、撮っている時間でどうしても伝えたいことがあった。

「あのね、わたし」

「なあに」

「わたしね!白鳥白鳥推しでよかったって、すっごく、思った!思ったの、今日!」 

 

これがどうしても言いたいことだった。これさえ言えればあとは良くて、何も言わずにほんのりなんとなくえーありがとうとかで終わって、さっとはけて、というはずだった。これだけ、これだけ!と思っていたことがいえて、満足だった。

 

 

「わたしも、、、、」

わたしも?すきにわたしも、と返してくれるのはいつものことだけれど、この返事にわたしも、とは?となっていたら、めちゃくちゃ嬉しそうにまたこう言った。

「わたしもね、、、」

 

 

「、、わたしねっ!!!」これなんか大きい声でびっくりした!なに!?ってなった

 

「わたしね!あなたに応援されててよかった、すっごくしあわせだ〜、うれしい、っていつも思ってるの」

 

知ってる?とでも言いたげな顔で、秘密をこっそり教えるような顔で言ってきて、私は、私は、

 

わたしね!のときは目がちょっと見開かれて、しあわせだあ、の時は目を細めて、うれしい、の時は目を瞑って、ころころ表情をかえて、必死に伝えようとしてくれた。

 

「○○が私推しでよかったって、おもってるの!」

 

私から目を離さず、そう言って笑った。

 

「ほんとうに」言いながら、白鳥さんがさっと両手を組んだ。わたしはぽかんと彼の腕に手を置いたままだった。シャッターが切られた。祈りのポーズだ。私だけのポーズではないけど、私のポーズでもある。大事な日に、このポーズをしたがる。無言のこれは、見えたよのサインか、あなたを認識してるよ、あなたのために祈るよ、あなたが祈ってるの知ってるよ、のサインだ。

 

「ええ、え、ええ〜、え、」

そのまま頭を彼にくっつけたらぎゅっとしてきて、あーなんだろうこの幸せは、とぼんやり考えて、

 

「あはは!言えてよかったあ ほんとうに思ってるんだもの いつも」

「ああ」

「だいすき」

「うう」

「あははっ○○!○○!」

「うん」

「○○。ありがとう」

「うん」

 

いつも私から好きというのに、その日のわたしはうん、とうなずくことしか出来なかった。

 

「またね」

「ありがとう」

「うんまたね」

 

よっしーさんがチェキを手渡すときに「今日、すっごくかわいい」と言ってくれた。ええ〜ありがとうございますと早口で言いながらチェキを受け取って、これがどんな出来でもわたしは今日めちゃくちゃ幸せなんだろうなと思いながら白いワンピースの裾を直した。

 

白鳥白鳥をこうして勝手に推してるだけでしあわせなのに、どうやら彼も幸せ、らしい。アイドルの言葉を鵜呑みにする2019なので。こんなことある?相思相愛じゃん。くらくらしながら東京に帰って、みんなにたとえ言ってたとしても、この言葉の効力は私を今も包んでいる